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7.42022
記事の更新について
情報というものは当然鮮度があり、情報を発表した当時は新鮮でも、時が経つにつれ、時代にそぐわなくなっていくものです。
現在リアライズではネットショップ(ECサイト)制作やLP(ランディングページ)を除けばほぼ100%の割合でWordPressを利用してホームページを制作しています。
しかしながら、リアライズのホームページを見渡してみるとWordPressのことを記載したページはあるものの、内容は良くも悪くもありきたりな平凡なものです。もちろん、初めに記事を書いたときはそれなりに気張って記事を書いたつもりですが、WEB制作に於けるWordPressの比率が当時とは比べものにならないぐらい増しています。それなのに、記事は数年前に書いたときのまま、これではさすがに集客をするうえでマズいだろうと思い、昨日一日を掛けて記事を大幅に加筆修正いたしました。
新たに書いた文字数は約3600文字、つまり400字詰めの原稿用紙9枚です。それほどの量の文章を追加いたしました。果たして自分が記したその文章がユーザーの心に響くかどうかは読まれた方の判断になりますが、何もせず、書きっぱなしにしておくよりは意義があったと思います。
https://www.web-realize.com/wordpress-homepage/
更新したWordPressの記事はこちら
なにもこれは記事を更新したことを伝えたいから今回のブログを書いたわけではありません。
ホームページを制作するときには皆さん一生懸命コンテンツを考えます。素晴らしいホームページが出来上がるともうそれだけで目的を果たしたような気になってしまいますが、言うまでもなくホームページの目的とは公開することではなく、情報を伝えることです。皆さん、制作することのみに力を費やし、一旦出来上がると、ほったらかしということが少なくありません。せいぜい、消費税が上がるから値段を直すというぐらいで記事は数年前に書いたときのままということが殆どといって差し支えないでしょう。
もちろん、業種業態によっては数年程度で情報の鮮度が落ちるということはなく、平成どころか、昭和の時代から同じことを繰り返している企業もあることでしょう。
でも、本当にまったく変わらないということはあるのでしょうか?
同じクオリティの商品を作り出すにしても、新しい機械を導入してスピード化を図るということは当然あるでしょうし、仕入れ先を国内から海外に変えたということも(逆も然り)あることでしょう。そのようなことでも気付いたときにその都度、記事を更新していくことはユーザへのサービスにも繋がります。
また、これは一概に断言、断定は出来ませんが、定期的に更新をしているWEBサイトの方がSEO対策にも有利と言われています(但し数年間、記事を更新をせずとも常に検索上位表示をしているサイトがあるのも事実)。
いずれにせよ、時代にそぐわなくなった記事を削除して、新たに書き直すことが決してマイナスに作用することはないはずです。確かにホームページを使って営業活動をする以上、検索エンジンの評価というものは無視することは出来ません。でも、モニターの前にいるのは感情を持った人間です。その感情を持った人間が欲するであろう情報を適宜加筆修正して、ユーザーに提供することは決して無駄なことではないと思います。
名刺代わりのいわゆる銀行用のホームページであれば別ですが、集客や求人を意図したホームページであれば定期的に内容を見直して、これは果たして今のこの状況に合っているのかと考えてみることはホームページ運用者のもはや義務ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
なお、記事を更新すると、場合によっては検索順位が下がることがあります。ただ、必要以上に検索順位のことばかりを気にしていると、肝心の更新が出来なくなってしまいますので、これが読者の為になると思えば時には大鉈を振るって記事を大幅に加筆修正することを決断すべきだと思います。
無責任なことをいえば、記事を更新すると一時的に検索の順位が下がることが多いですが、数週間から数か月経つとむしろ元にいた順位よりも上がることが多いです。
三国志の英雄諸葛孔明は「座して死を待つより、出て活路を見いださん」と言いました。安定しているものを変えるというのは勇気がいることです。でも、黙っていると知らず知らずのうちに組織に限らず記事も弱体化していきます。余裕があるときにこそ、思い切って行動を起こすことは良い冒険だと思います。