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ライバル企業を絶対に認めないという病

ビジネスを営む以上、ライバル企業の存在は常に意識をします。

ライバル企業の存在が時によい刺激になり、更なる向上を目指して、切磋琢磨するのが企業の方向性として正しいと思いますが、世の中にはライバル企業を絶対に認められない人が少なからず存在します。

何もホームページ制作に限った話ではありませんが、ライバル企業であっても良いところは認めて、自社に取り入れられるべきところは取り入れて、より一層、よい商品やサービスを提供するようになるのが健全な企業発展だと思います。

私の知り合いに飲食店の経営者がいます。経営者といっても、経営者兼、板前さんです。この人はとにかくライバルである他の飲食店を認めない。何かと言って他の飲食店の悪口ばかりをいいます。では、その他の飲食店がこの飲食店よりもお客が入っていないかといえば、まったくそんなことはなく、むしろ知人の店舗よりも遥かにお客が入っています。

もちろん、料理人の目から見て、おかしな点もあると思います。しかし、彼我を比較検討すると、明らかにライバル店の方が客の入りでは勝っています。勝っているには勝っているだけの理由があるはずです。そこを一切認めず、あそこはダメだと悪口ばかりを言っていても自身の店の客足が上回ることはなく、実際、知人の店は閑古鳥が鳴いています。本人は景気のせいにしていますが、ライバル店はコロナ以前と同じぐらい入っているのです。

一見さんが多数の観光地と違い、地域に根差した店舗の場合、お客様の数の多寡が店舗の良し悪しを測るバロメーターになります。誤解を恐れずにいえば、お客が入っている店が正しく、お客が入っていない店は間違いということでもあります。そこを景気のせいにしていたらいつまでたっても客足が上向くことはないでしょう。

ここで謙虚な経営者であれば当然、自身の店とライバル店の優劣を客観的に比較すると思います。いわゆるSWOT分析です。自身の店の方が勝っている部分は強みとして更に伸ばし、客観的に見て、劣っているところは素直に認めて改善していくことでよりよい店舗づくりをしていくのが経営者の務めであると思います。

私自身、実際、他のホームページ制作会社のサイトを見ます。茨城県内はもちろん、全国の制作会社を見させていただきます。そのうえで、ここの会社は凄いと思ったら素直に負けを認め、自社でも積極的に取り入れいくようにしています。

経営の神様と呼ばれる松下幸之助さんは生前、「よそさんの商品を真似て、少しアレンジしてよそさんのものより良いものを売ればええんや」といっていたそうです。当時はそれを面白く思わない人は松下電器を「マネした電器」と揶揄していたそうですが、松下さんの考えは決して、特許や商標を侵害して、丸パクリし、人海戦術で売りまくれではなかったはずです。ライバル企業であっても良いところは素直に認め、更に改善の余地があれば改善して、消費者にとってよいものを提供することが、強いては日本の発展にも繋がると考えていたのではないかと思うのです。

ホームページを初めて作る方もそうですし、リニューアルを考えている方もそうですが、まずは同業他社のホームページを見て頂きたいと思います。ホームページだけで実態の把握は難しいですが、一応の傾向としてあるのが、客足のよい企業は自社ホームページが洗練されており、消費者のニーズに沿ったものであることが多いです。情報の更新もマメにしてあります。そういうホームページをたくさん見て、ここは是非とも取り入れたいという点は制作会社の担当者に相談することをお勧めいたします。

ライバル企業だからといって毛嫌いせず、まずはライバル企業のホームページを見てください。

出来れば友人など、忌憚なく意見いってもらえる人に自社サイトとライバル企業のサイトを見てもらい、そのうえで率直な意見を、耳が痛くても聞くのが大事なような気がします。むかむかして、意見を言ってくれた人に殴りかかってはダメですらね(笑)。

なお、リアライズではライバル企業の比較検討も行っておりますので、自社サイトからの集客がうまくいっていないという企業や店舗のご担当者様はお気軽にお問い合わせください。

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