ホームページを作っただけではお客さんは集まりません

ホームページを作り、尚且つ成果を上げるというのは正直なかなか難しいというのが正直なところです。

理由は殆どの業種や商品に於いて、既に売ろうと考えている商品やサービスはネットに出回っているからです。その出回っている商品を後発組が出し抜くというのは結構時間が掛かります。それがいわゆるSEO対策というものになりますが、10年以上前であれば上位表示をさせたいホームページに被リンクを張りまくるだけで簡単に上位表示が出来ましたが今は被リンク張りまくったらむしろグーグルからペナルティを受け、最悪の場合、検索しても表示されないというインデックス削除ということにもなり得ますのでむやみやたらと相互リンクをするのは控えるべきですし、有料の被リンクを購入するもやめた方が無難です。

では、絶対に後発組が先発組に勝てないかというと、決してそうではありません。

地道にブログを書いて、お客様から商品の感想を頂く、頂いた感想に対して、良い感想、悪い感想を問わず丁寧に返信して、その結果をホームページにアップする、果たしてこんなことがいったいどれくらい役に立つのかと思ってもひたすら愚直に続けていくと必ず成果は現れます。

リアライズのお客様に皮革製品やシート類の修理を行っている方がいらっしゃいます。

はじめはまったくといっていいほど問い合わせはありませんでしたが、今ではコンスタントにホームページから受注を受けており、受注先には大手自動車会社などもあります。それもこれもオーナーさんが自分の言葉で丁寧にブログの記事を書いていったからに他なりません。修復前の状態と修復後の状態を写真に撮り、どこをどういうふうに直したのかということを包み隠さず丁寧に書く、これをひたすら続けました。

正直、大変だったと思います。ホームページを作くるのは初めて、恐らく、こんな面倒な作業がなんになるのかとブログを書き続けるのをやめたくなったこともあると思います。でも、続けました。すると、半年ぐらい経つと徐々に注文や問い合わせが増えてきました。これぞ、まさしく真のWEBマーケティングだと思うのです。

WEBマーケティングなどというハイカラな言葉を聞くと、なにか特別なことを想起しますが、実は物凄く地味な作業で、マラソンと同じで諦めずに走り続けることが大切です。ブログを書く、お客様からお褒めの言葉やお叱りの言葉を受けたら、それに対する真摯なレスポンス、そういったことを繰り返すのが地方でネットビジネスを成功させるコツだと思います。

もちろん、プロモーション費用が数千万単位であり、大手広告代理店なども絡んでプロジェクトを組むのであれば別ですが、地方の個人商店や中小企業にそんな予算はありません。だからこそ、地道に記事を更新して、商品説明も余所の商品を真似するのではなく目の前に実際のお客様がいると思って書くことです。

こうして地道な作業を続けていくと、グーグルというインターネットの神様は必ず見てくれていて、ここの会社（お店）は頑張っているな、検索順位を上げてやろうと、上に表示されるようになります。

しかし、グーグル神様はサボると、検索順位を下げてしまいますので検索順位を上がったからと言って決して慢心せず、ブログの記事更新や商品の追加、削除などはやり続けていく必要があります。たまにホームページを作ったはいいが、なにもせず、まったく効果が出ないじゃないかとお叱りのご連絡を受けることがありますが、建設会社であればビフォーアフターの写真であったり、現場作業の様子などを書いてなかったりします。これでは既存の有力建設会社に勝てるはずがありません。いつも言っているのですが、ホームページは作ったら終わりではなく、そこがスタートです。