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4.152022
インターネットで集客をしたいというのであれば相応の費用が掛かります
WEBで集客をしたいと思いながら費用は掛けたくないという方がおられます。
結論から言えば、すでに集客が出来ており、プラスアルファとしてインターネットからも集客したいというのであれば費用を掛ける必要はなく、検索エンジンに評価をされるまで地道にブログの更新をしていれば良いと思います。
ただ、本格的に集客を考えたとき、まったく費用を掛けずに成果を上げるというのは流石に厳しいものがあります。
たとえば、弊社の場合を例にすると、「茨城 ホームページ制作」、「水戸 ホームページ制作」、このへんのキーワードであると常に1~3位の検索順位をキープしております。しかしながら、お隣の那珂市であったり、笠間市、茨城町あたりをキーワードにすると、まったく表示しなくなります。幸い、リアライズの場合、茨城と水戸でヒットすれば今のところ十分ですので、今現在、特になにかをしようということはありませんが、もし那珂市や笠間市、ひたちなか市あたりも視野に入れて営業戦略を立てるのであれば、エリアに特化した新たなホームページを制作するのか、それともリスティング広告を入れるのか、或いは折り込みチラシや野立ての看板なんてことも考えるかもしれません、つまり相応の経費を掛ける必要があります。
これって当然だと思います。
でも、ホームページでの集客が上手くいっていない方の大半が逆のことを言うんですよね。
予算を掛けたくないからネット(ホームページ)をやっているんだと。
うーん・・・、これってどうなんでしょう。
確かに理想をいえば予算を掛けずに集客が出来ればそれに越したことはありません。
しかし、WEB集客が成功している企業、店舗ほど集客に対する費用を掛け、少しでも競合する同業他社を出し抜こうと躍起になっているという現実があります。
そういう状況のなか、ただ単にホームページがあるというだけで満足できる集客が出来ると考える方が無理があります。
また、費用を掛けている企業の方が集客に対して貪欲なぶん、自社のホームページに対する情熱も段違いに高く、バナー広告一つ作るにしてもきちんと予算を掛け、見映えがいいものを制作します。事務員さんに「無料のソフトでこれ作っておいてよ」と押し付けるようなことはしませんし、仮に事務員さんに依頼をするとすれば、「どこか綺麗にバナーを作ってくれる業者を探しておいて」ということぐらいでしょう。
もう過去に何回もいっておりますが、ホームページはあって当たり前の世の中で、ホームページがあったからといって、それが決して自慢にもならない時代です。
だからこそ、同業他社を出し抜くためには相応の対策をしないと埋もれていってしまいます。
こんなことを書くと、そこをなんとかするのがお前たちの仕事だろうと仰られるでしょうが、やはりなんとかするのであれば費用は掛かります。
これも過去何度もいっておりますが、現在のSEO対策の基本はコンテンツの充実です。それは紛れもない事実ですが、コンテンツの充実だけではやはり不十分です。詳細は省きますが外部リンクを得るためのサテライト用のサイトが必要です。サテライトのサイトもたまに勘違いしていらっしゃる方がいますが、nofollowというSEOになんの影響を及ぼさないタグが設定されている無料のアメーバブログなどを必死に更新している方がおられます。
SEO対策用のサテライトサイトを作るのであれば当然中古ドメインの購入が必要になりますし、WEBサーバーも分散させるべきですから、メインのサーバーがさくらインターネットであれば、エックスサーバーを、メインがエックスサーバーであればサテライトサイトはさくらインターネットというふうに、これもまた費用が掛かります。これを複数個作ればそれだけで簡単に10万円程度の費用が掛かります。
もちろん、そんなことはしたくないというのであればそれで話は終わりですが、上手くいっている企業はそこまでしているということです。先ほど、無料のアメーバブログはSEO的には意味がないと言いましたが、SEO対策上、意味がないというだけで、もしかするとアメーバブログユーザーが記事を見て、そこから購入に繋がるということは十分あり得ますからアメブロはアメブロで記事を更新します。
つまり、段違いで、集客が上手くいっている企業というのは費用と労力を掛けているものです。さらに有名企業になると、宣伝活動とは別に5ちゃんねるやヤフーニュースのコメント(通称ヤフコメ)などにも目を通して、ネガティブなことを書かれていないか逐一チェックをして、明らかに営業妨害と思われる書き込みに対しては削除依頼を出すなどしています。
サイトのリニューアルをするにあたり、他社から弊社に移られる方の多くが以前のホームページはまったく問い合わせがなかったとご立腹の方がおられます。
この場合も理由は主に二つで、制作会社に集客をするノウハウや知見がなく、単にホームページを作って終わりというケースと、やはりネットになんか費用を掛けたくないとの思いが強く、WEB集客に対する経費をまったく計上していなかったというケースの二つです。後者であると、むしろ前任の制作会社が気の毒にすら思えます。
この場合、悲惨なのは費用を掛けることそれ自体、やぶさかではないものの、制作会社がどうしていいか分からず、結果としてそのまま来てしまったというケースです。
最近、つとに思うのはネットであるから無料だという考えは捨てるべきだということです。
当然、それはサプライヤー(供給者)とコンシューマー(消費者)とでは考えが違います。私が言っているのはあくまでもサプライヤー(供給者)側の話です。
新聞の折り込みであったり、タウン誌に広告を出稿するとなれば費用が掛かることは分かっています。でも、ネットになると途端にお金を出し渋る方が多く、それじゃやりようがないよと思うことがしばしばです。
別にリアライズにその宣伝広告費の部分を任せてくださいといっているのではありません。他によさげな会社があればそちらに任せてもらって全然結構です。私が言いたいのはそうではなく、広告宣伝用の費用を捻出出来ない、若しくは出したくないというのであればそもそもネット集客は初めから破綻していると言いたいのです。
YouTubeだって、Facebookだって、インスタグラムだって、無料じゃないかと仰られる方もおられるでしょう。
じゃあ成功しているユーチューバーさんの動画を見てください、専用のスタジオを完備したり、高感度のカメラを導入したり、動画編集用のプロご用達のソフトを購入したりと、かなりの費用を掛けています。場合によってはプロの脚本家や演出家を雇って番組の構成を考えます。私の好きな番組に石橋貴明さんの貴ちゃんねるずというYouTube番組がありますが、あれだって、企画をスタッフと考え、カメラマンも複数名用意して、角度による録りムラをなくす。石橋さんのギャラは別にして、一回の撮影で数十万円の費用が掛かっているはずです(それでもテレビ番組を作るのとは違い破格ですが)。黙っておしゃべりをして、ただそれだけでチャンネル登録者が増えるかといったらそんなことはありません。なにか犯罪的なことをすれば炎上して一時的に閲覧は増えるでしょうけど、人はすぐに飽きてしまいます、そのため、更に過激なことをやり続ける必要に迫られ、最終的には警察に御用になるか、チャンネルがバンになるかのどちらかでしょう。
よっぽどタレント性のある人であればまだしも、市井の人が生き馬の目を抜くようなYouTubeの世界で喰っていくには相応の費用が必要です。
この際ですから、ハッキリいいます、集客でも求人でもいいですが、無料でなんとかしたいという考えはもはや捨てた方がいいです。特許を取得して、世界中どこを探してもそこだけにしかないという極めてレアな商品であればホームページ一つあれば集客が可能かもしれませんが、そのようなものはほぼほぼ存在しません。
これからネットで集客や求人をしたいというのであれば予算をしっかりと確保すべきです。その予算が勿体ない、出したくないというのであればネットによる集客はうまくいかない可能性が高いと割り切る必要があります。こんなことを書くと、じゃあホームページを作るのはやめようかと思う人もいるでしょうから、もしかするとリアライズにとってマイナスかもしれません。
だからといって、うまくいきます、大丈夫ですと甘言をささやいたところで、結局はうまくいかず、後から恨まれるのが関の山ですからあえてマイナスのことでも正直に話しておくべきだと、今回はそう思ったので記事を書いてみました。