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10.252019
SEO対策のネタは出尽くしてしまった
WEBデザイナー、WEBディレクターという職業柄、SEO対策関連の書籍は新刊本が出るたび、殆ど購入しているのですが、私の知る限り、2018年12月に出版された『これだけやれば集客できる はじめてのSEO(ソシム刊)』を最後に新たなものは出版されていないように思われます(kindle版は除く)。
これって現時点のSEO対策に於いてはもはやネタが出尽くしてしまい、改めて上梓するほどの目新しいテクニックがないからではないのかと思うのです。事実、瀧内賢さんの著わした 『これだけやれば集客できる はじめてのSEO』であっても内容の殆どは瀧内さんが過去に著わした著書と同じ内容であり、2017年に瀧内さんが上梓された『最新版! これからのSEO内部対策 本格講座(秀和システム刊)』を読んでいれば改めて読み直す必要はないといえます。
私は別に瀧内さんを揶揄しているわけではありません。むしろ、私自身、瀧内さんの正統派SEO対策に多大な影響を受けており、彼のSEO対策理論がベースになっております。
つまり、なにが言いたいかといいますと、グーグルの検索エンジンの仕様が大きく変更されない限り、2017年の時点でSEO対策に関してはほぼほぼ技術が出来上がってしまったのではないかと思うのです。
確かに不満はあります。
地域名+美容室と検索すればすべての市区町村といっても差し支えないと思いますが、ホットペッパービューティーが上位に表示され、独自の自社(自店)ホームページはどんなに頑張ってもホットペッパービューティーを抜くことはありません。美容室だけでなく、飲食店は食べログ、ぐるなび、家庭用のサービスはくらしのマーケットなど、いわゆる垂直検索型のポータルサイトが上位表示を独占してしまっている状況は果たしてこれが健全な検索エンジンの形態なのかという訝しさは拭えません。
しかし、Googleというインターネット検索を司る神をどうすることも出来ない以上、与えられた目先の戦場で戦うしかありません。その与えられた戦場での戦い方はすべて出尽くしてしまったのではないかといっているのです。
もちろんこの先Googleが変わるということもあり得ます。事実、グーグル検索エンジンの盲点を突いたDeNAが運営するキュレーションサイトが2016年には閉鎖に追い込まれました。その時、Googleの行った施策はAIによる解析のみならず、人間による目視でペナルティを課すという施策です。
ありきたりな結論にはなりますが、我々は粛々と出来ることを確実にやっていくということ以外にSEO対策はないなというのが本音であったりします。